今読んでいる本も、以前から読もうと思っていて埃をかぶらせていた本だ。
以前、「最初ページに戻る」の「最初のページ」を「注意書き」ではなく「もくじ」にして欲しいという話があり、それについてユーザーの持っているイメージと製作者側でもっているイメージとの認識が違っているので起こるという風にメールをしたのだけれども、それについては心理学で答えが出るようだ。
『誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論』という本は、モノを使う心理学の認知心理学という分野の本だ。
(そしてこのタイミングでAmazonのアフィリエイトを差し込みたいw)
この本では、モノと人が起こすさまざまなエラー、使いにくさ、失敗したことを自分のせいにしてしまうという原因が心理学的に書かれており、人に使われるものを作っているものとしては非常にためになる本だ。
その中で、ユーザーの持つイメージと実際のシステムが持つイメージ(デザイナー(製作者側)のもつイメージ)に乖離がおこるとユーザーがエラーを起こすということらしい。
つまり、「最初のページ」という言葉にユーザーの持つイメージ=「もくじのページ」とデザイナー(製作者側)のもつイメージ=「注意書き」が乖離していることから起こる認知の差ということなのだと思う。
この差が大きな損失を生むわけではないので、どっちでもいいといえばどっちでもいいのだが、一度本当にそれでいいのかを考える必要がある要素のひとつであることは間違いない。